涙のパヴァーン@シェイクスピアライブラリー版 [コンサートのお知らせ]
オルフェウスが21世紀に獲得した能力 [コンサートのお知らせ]
満席のお知らせ@札幌公演 [コンサートのお知らせ]
9-11月のコンサート情報 [コンサートのお知らせ]
写真日記をつけています [日々の想い]
オルフェウスと可愛い動物たち [愛しのリュート達]
もう一つのオルフェウス@シェイクスピア [愛しのリュート達]
『ヘンリー八世』(第3幕第1場)
Orpheus with his lute made trees,
And the mountain tops that freeze,
Bow themselves when he did sing:
To his music plants and flowers
Ever sprung; as sun and showers
There had made a lasting spring.
Every thing that heard him play,
Even the billows of the sea,
Hung their heads, and then lay by.
In sweet music is such art,
Killing care and grief of heart
Fall asleep, or hearing, die.
オルフェウスがリュートをとって歌えば、
樹々や凍った山の頂も、
その身を低くして耳を傾ける。
オルフェウスの調べにつれて 草や花は萌出でる。
陽の光と雨の恵みがそこに
永遠の春をもたらしたかのように。
オルフェウスの歌声を聞いたものはみな、
海の高波さえも
その波頭を鎮めて凪いでしまう。
その甘美な音楽にはそのような不思議な働きがあり、
心配事や深い悲しみは
眠りにつき、やがて死に絶える。
ガット弦の製造過程(17-18世紀イギリス) [愛しのリュート達]
過去のブログ記事【草食動物?肉食動物?】
「夏の夜の夢〜シェイクスピア時代のリュート音楽」によせて [コンサートのお知らせ]
北海道でのリュートソロコンサート「夏の夜の夢〜シェイクスピア時代のリュート音楽」によせて、
チラシ裏面に記載している文章を掲載しておきます。
*****
リュートという楽器の存在を知ったのが13歳のとき。
その10年後にリュートを手にして以来、息をするようにリュートを弾く生活を続けてきました。
16世紀の人々の暮らしや街の風景について想いを巡らせながらも、
あまりに遠い距離と時間に途方に暮れることもしばしば。
その一方で「人の生活の基盤にあるものは、どの時代もたいして変わらないのではないか」という気もしています。
さて、今年はシェイクスピアの没後400年の記念年にあたります。
彼が活躍した時代はリュートが盛んだった頃とピッタリと重なり、作品にもリュートが登場します。
彼の作品が今なお世界中で愛されているのは、そこに普遍的な何かがあるからなのでしょう。
今夜のプログラムはシェイクスピアの頃のイギリス音楽でまとめてみました。
これらは優れた作品であり、また親しみやすい魅力に溢れているがゆえに
(シェイクスピアの記念年であろうとなかろうと)私が長年愛奏してきたものです。
今回はルネサンスという時代への、そしてリュート音楽という世界へのガイド役を
シェイクスピアにお願いしてみるのも一興かと思った次第。
とりもなおさず、リュートという楽器の魅力の一つは、
シェイクスピアの次の言葉によって端的に言い表されているのですから。
《オルフェウスがリュートを奏でると・・
それを聴いたものは皆、海の高波さえも波頭を鎮めて凪いでしまう。
その甘美な音楽に、心配事や深い悲しみは眠りにつき、
やがて安らぎのうちに消えていく。》(『ヘンリー八世』)
*****
プログラム詳細について、文末の「ヘンリー八世」中の詩については、また追って別記事にて書きます。
リュートコンサート「夏の夜の夢」@札幌・小樽 [コンサートのお知らせ]
A Midsummer Night’s Dream ~Lute Music of Shakespeare’s Time
《札幌公演》
7月22日(金)開演19:00(開場18:30)
〒064-0821 札幌市中央区北1条西23丁目1-1メゾンドブーケ円山1F
2500円(前売・当日共/1ドリンク付/19席限定)
ご予約・お問合せ/TEL 011-615-2334
ご予約・お問合せは、店頭またはお電話にて前日までにお願い致します。(水曜日は定休日の為予約不可)
ファックス・メールでのご予約はお断りさせて頂きます。
アクセス/ご来店の際は公共交通機関をご利用願います
・地下鉄東西線「円山公園」駅 下車(5番出口より徒歩7分)
・札幌駅前バスターミナル1番のりばより中央バスまたはJRバス乗車、「円山第一鳥居前」停 下車(徒歩7分)
《小樽公演》
7月23日(土)開演18:30(開場18:00)
小樽文学館 2F 〒047-0031 小樽市色内1丁目9番5号
2500円(前売・当日共/全席自/30席限定)
ご予約・お問合せ/TEL 0134-23-1309
E-mail atelierpiano@gmail.com(片桐仏壇店)
ご予約は会場でも承ります TEL/FAX 0134-32-2388(小樽文学館)
主催/小樽文学舎
アクセス/JR小樽駅から徒歩10分 駐車場あり
*両公演協力/片桐仏壇店アトリエピアノ
《予定プログラム》
作者不詳「グリーンスリーヴス」「サリーガーデン」「道化師ケンプのジグ」
J.ダウランド「涙のパヴァーン」「道化師タールトンの復活」「わが敵、運命よ」「ファンシー」
A.ホルボーン「妖精の円舞曲」「夜警」「パヴァーン&ガリヤード」
T.ロビンソン「女王のジグ」「陽気な憂鬱」ほか
リュートカレンダー6月の絵 [愛しのリュート達]
Vivaldi: Complete Works for Italian Lute/ヴィヴァルディ:四季イタリア・リュートのための作品全集 [Import]
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Bis (Swe)
- 発売日: 1988/03/01
- メディア: CD
- アーティスト: イル・ジャルディーノ・アルモニコ,ヴィヴァルディ,オノフリ(エンリコ),ピアンカ(ルーカ),ガルフェッティ(ドゥイリオ),ムジー(レオナルド),ポール(ウルフガング),メラティ(ジョルジオ),ルッソ(エレナ),ビアンキ(マルコ),ロナルディ(マッシモ)
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2015/03/11
- メディア: CD