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王妃マルゴ [CD情報]

デュマの「王妃マルゴ」という小説に夢中になり、
仕事が全然はかどらない。

16世紀〜17世紀のフランス宮廷の話。
マルゴは アンリ4世の最初の奥さん。

アンリ4世といえば、私のCD「ふらんすの恋歌」に収録されている
音楽を聴いていた王さま。

ルネサンスの宮廷というのは、宗教、政治、恋愛、親子関係・・・
血まみれのグジャグジャな世界。・・・いやはや。・・・

リュート弾いて歌っている暇なんかあったんだろうか?
その気持ちの余裕がすごいよなあ・・・。
宮廷の王侯貴族なんて、気楽なもんだろ?!って思っていたけど、
これはとんでもない大間違い。

翻訳の鹿島茂氏。雑誌などにエッセイを連載中。
フランスの歴史から見た現代社会についての論評が冴えていて
楽しみにしています。


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光栄なフォントで [CD情報]

私のCD「ふらんすの恋歌」に収録されているニコラ・ヴァレの
リュートソロの作品「嘆きのパヴァーヌ」。

原作には欠落している変奏部分を自作して録音してます。

このたび、日本リュート協会の2006年4月会報にて、
その楽譜が掲載されました。

私の手書きの(30分で書いた)グジャグジャのタブラチュアを
解読してパソコンに打ち込んで下さった会員の方、
お手数おかけしました。

きっと400年前のマニュスクリプトの方が、読みやすいぐらいだったですよね。
どうもありがとうございました。

フォントは、ヴァレのフォント(字体)も検討したけど、
読みにくかったので ガリレイのフォントになりました。

私が作曲したものが、こんな巨匠のフォントで印刷されていいのか?!
後世の人が誤解しないだろうか?・・・(大げさ)
ただただ 畏れ多い・・です。

歴史的資料(楽譜)として存在しないものが、
CDに録音され、今度は印刷物として残る。

でも、それはもう「過去の自分」。
今は、それとは全く違う「今の自分」の即興で同曲を弾いている。


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CD最後の1枚 [CD情報]

私のCD「ふらんすの恋歌」、私が手渡しで販売する分、
とうとう最後の1枚になりました。

特製メッセージつきのCDは これが最後になります。

18日の「笛」での演奏会でも、終演後、何人もの
「リュートを聴くのは初めて」というお客様がお求め下さいました。

この日は、民族楽器のひとつとしてリュートを聴きにご来場のお客様。

いつもトークで話す「ヨーロッパの王侯貴族に愛された楽器で・・・」
などとは、この演奏会では一言も話していない。

うちに帰ってCDを聴いたら、全然違う雰囲気の音楽で、きっと今ごろ
「リュートって結局、どんな楽器?」と
頭が混乱していらっしゃるのではないだろうか。

そういう方は、また是非、私の演奏会にお越しくださいませ。

そうそう、CDは 残り1枚。

どなたか、お求め下さいませんか?

メール便(宅急便)にてお送りいたします。

ご連絡はこちらまで。
seiko24@zj8.so-net.ne.jp

CDについての詳細は、HP http://081.in/seiko/

どうぞよろしくお願いします。


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春の装いで [CD情報]

春の雰囲気にあわせて、写真を変えました。

お気づきでしょうか?

それに合わせて、ブログの背景もパステル調に。

この写真、どこかで見たような・・・と思った方、するどい!

CD「ふらんすの恋歌」のジャケット表紙のモノクロ写真の
カラーヴァージョンです。

ドレスは 実はこんな色だったのですよ。

これから春の演奏会シーズンにぴったりの軽やかな雰囲気。


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毎日一枚、一枚・・・ [CD情報]

CD「ふらんすの恋歌」がリリースされて4ヶ月。


一枚、一枚・・・と少しずつではありますが、いまだに
全国からご注文をいただき、私の元から離れていきます。

お蔭で、初回限定メッセージつきCDはあと20枚ほどになりました。

メッセージは、私が東京での最初のソロ・コンサート(1996年)の
チラシのキャッチコピーとして書いたものです。

初心を忘れないために、そのメッセージをつけることにしました。

今年は それからちょうど10年。

正直なところ、「何もできていない自分」を痛感するこの頃です。
でも、めげません。

自分の理想形が明確になりつつある今、それに近づくための作戦を
ひそかに企んでいます。

CDは メールにてご注文下さい。
すぐに送料無料でお送りします。
seiko24@zj8.so-net.ne.jp

または、アントレ編集部 042-378-7603 までお申し込み下さい。
(この場合はサイン・メッセージはつきません)


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リュートが弾けるようになるヴィデオ [CD情報]

数年前に出版されたものですが、最近リュートと出会った方のために
ご紹介します。
ルネサンス・リュートの教則ヴィデオです。

調弦のしかたから、左右の指の動かし方、楽譜(タブラチュア)の読み方などを
わかりやすく説明しています。

バロックリュート、ビウエラなど 各種リュートの
デモンストレーション演奏もあります。


監修・講師 永田平八
発売元 アントレ編集部 (お申し込みは 042-378-7603) 7000円(税別)

私も アシスタントとして演奏しています。
ときどき「フレットの張り方、どうだったっけ?」と
見てしまうことがあります。
出演している本人(夫)に訊けば?と娘に言われるが、それも悔しい。・・・


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「CDジャーナル」誌評 [CD情報]

CDジャーナル誌に「ふらんすの恋歌」についての記事が
掲載されました。

エンヤと村治佳織さんの記事を読もうと思って手にとったら
偶然 自分のCDの写真が。
載るなら載ると、誰か教えてくれないものなのか??
不思議です。

「寛いだひと時を過ごすことができる」との批評。

ありがとうございます。

こんなにたくさん毎月毎月、CDが発売されているんですね。
私は そのことにびっくりです。


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エピローグ [CD情報]

HP上にて連載、完結した「CDメイキングストーリー」に
エピローグを添付しました。

http://081.in/seiko/

発売記念コンサートのプログラムノートです。

会場にお越しになれなかった方、是非ご一読ください。

この企画、この選曲の核心ともいうべき想いが語られています。


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レコード芸術誌にて準推薦 [CD情報]

CD「ふらんすの恋歌」が雑誌「レコード芸術」12月号に
掲載され《準推薦》の評価をいただきました。

評論の皆川達夫、服部幸三両先生から、この時代の作品を録音したものが
極めて少ない現状にあって、CD化した企画を評価されました。

「フランス的なパステル・カラーの歌の花束を、現代の人たちにも快く、
それらしく提示するのは、簡単なことではない。称賛を贈りたい」

原さんの声は「まことに質がよく、美しい。フランス語の歌詞を生かした
歌いまわしが好ましい」

リュートについては「嘆きのパヴァーヌ」とダウランドの関連性に言及したのち、
「今回のCDの登場を歓迎」するとのこと。

私が自作したディミニューションにダウランドが意識されていたことを
分かっていただき嬉しいです。

リュートの伴奏については「呼吸もぴったり、歌を引き立てている」と、
伴奏者冥利に尽きるお言葉です。

私が 13歳のころの無上の楽しみ。
それは朝、皆川先生解説のバロック音楽のラジオ番組を聞きながら
漢字(!)の練習をすること。

それから約30年、自分の演奏を批評していただけるようになるなんて、
「人生捨てたもんじゃない!!」


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CDメイキングストーリー完結 [CD情報]

HP上にて連載していた「CDメイキングストーリー」完結しました。
ご覧下さい。
http://081.in/seiko/

最初から読み直してみると、いつも私は「探している」状態だったことが
わかります。

歌手を探し、リュートを探し、フォトグラファーを探し、写真ディレクターを探し。・・・

そして どこに辿り着いたか、が語られています。

プロのリュート弾きになるのは諦めようか、と思った頃、
友人の結婚式に招かれました。
そのとき、教会の牧師が言いました。

「求めよ、さらば与えられん、という聖書の言葉の素晴らしいところは
求めよ、の動詞のあとに目的語がない、というところです。
それぞれの人が求めているものこそが与えられるのです。」

今は、探し求めた以上のものを与えられた、という思いです。
求める私に いつも力強く応えてくださった関係者の皆様、
家族に感謝します。


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