レコード芸術誌にて準推薦 [CD情報]
CD「ふらんすの恋歌」が雑誌「レコード芸術」12月号に
掲載され《準推薦》の評価をいただきました。
評論の皆川達夫、服部幸三両先生から、この時代の作品を録音したものが
極めて少ない現状にあって、CD化した企画を評価されました。
「フランス的なパステル・カラーの歌の花束を、現代の人たちにも快く、
それらしく提示するのは、簡単なことではない。称賛を贈りたい」
原さんの声は「まことに質がよく、美しい。フランス語の歌詞を生かした
歌いまわしが好ましい」
リュートについては「嘆きのパヴァーヌ」とダウランドの関連性に言及したのち、
「今回のCDの登場を歓迎」するとのこと。
私が自作したディミニューションにダウランドが意識されていたことを
分かっていただき嬉しいです。
リュートの伴奏については「呼吸もぴったり、歌を引き立てている」と、
伴奏者冥利に尽きるお言葉です。
私が 13歳のころの無上の楽しみ。
それは朝、皆川先生解説のバロック音楽のラジオ番組を聞きながら
漢字(!)の練習をすること。
それから約30年、自分の演奏を批評していただけるようになるなんて、
「人生捨てたもんじゃない!!」