今日の私 2023/02/11 [日々の想い]
seikoluteご報告が遅くなりましたが、2023年2月4日さいたま文学館での横溝正史展・関連事業「『女王蜂』の世界を堪能する」は無事に終演となりました。 ご来場のお客様、共演してくださった学芸員の加藤様、スタッフの皆様、どうもありがとうござい… https://t.co/LobgeQATec02/10 18:00 seikolute『女王蜂』の冒頭3ページに詰め込まれた30分かかっても語り尽くせないほどの情報量。 後半は横溝正史が月琴独自の構造を知っているからこそ思いつくことが出来たトリックについて月琴内部の写真を投影しながら種明かしを。真犯人を暗示する「コウモリ」の比喩は月琴の装飾からの着想では?と。02/10 18:07 seikolute横溝正史は月琴の実物をじっくり観察する機会があったか、古い資料を相当読み込んでいるか、のどちらかだろう、と推測しての講演でしたが、終演後にお客様から横溝正史がまぎれもなく古い月琴を持っている写真を見せられて「やっぱり推測通りだった!」と「リサーチ不足だった悔しい」の気持ちが。02/10 18:23 seikoluteその写真は別途RTでご紹介しますので、私のアカウントから追って頂けましたら、と思います。 講演の前半では「女王蜂」の原作に沿ってご紹介しましたが、後半では同じ1978年に制作された映画(金田一耕助役は石坂浩二)とテレビドラマ(同役は古谷一行)とを比較して月琴を考察しました。02/10 21:51 seikoluteこの1978年という年は月琴伝承者である中村キラ氏による伝承が再発見、再評価された年にあたることに気がつき、作品との関連を探りました。 いずれにしても、今回の企画は、月琴の研究と演奏活動において大きな財産となる経験でした。 また… https://t.co/kwqRluBBO602/10 21:59 seikoluteこんなマニアックすぎる内容で大丈夫か?とずっと不安でしたが、終演後は月琴のCD販売に列が出来ていて、瞬く間に完売しました。「トリックのことがよくわかりました!」と横溝正史ファン、金田一耕助ファンの皆様にも楽しんで頂けたようで安堵しています。02/10 22:01 seikolute古い月琴を手にした横溝正史。蓮頭もペグもフレットも欠落していますが、表面板の装飾に「コウモリ」のモチーフが見えます。 このままでは本来の月琴のようには演奏不可能なので、その音色、音楽を聴くことはなかったかもしれない。 そう言えば… https://t.co/VzowZUgaqp02/10 22:06 seikolute私が所有する明治時代に製作された月琴。 奥が号・照葉で現在さいたま文学館で展示されています。照葉は音色しっとりで大人しい性格。カヤ材。 手前が講演で演奏した号・乙女。坂本龍馬の男勝りなお姉さんから名前をもらったことから察せるよう… https://t.co/jNiHtDyld102/10 22:12
2023-02-11 00:01
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