リュートとギター [愛しのリュート達]
いつもリュートのコンサートでお話しする楽器の説明。
最初からリュートとギターは それぞれに存在していました。
ボディの裏が丸く膨らんでいて、棹が曲がっているのが「リュート」、
ボディの裏は平らで くびれがあり、棹がまっすぐなのが「ギター」、
と区別します。
ところが、この月琴は「リュート属ギター目」という楽器分類。
まずは、棹の形をご覧下さい。
ナット(山口)から一旦、弦は後方へと引っ張られます。
リュートのペグボックスがそのまま後方へ
直角近く曲がったままなのに対し、
月琴は 再び、前面へと湾曲しています。
「海老尾のような棹」と記されています。
お正月に伊勢エビを観察しましたが、よく形状が似ています。