オールド・バラッドとブロードサイド・バラッド [コンサートのお知らせ]
「道化師タールトンの復活」、復活の意味とは? [コンサートのお知らせ]
道化師ケンプの悲哀と野望、その顛末〜「ケンプのジグ」裏話 [コンサートのお知らせ]
グリーンスリーヴズ再考〜娼婦に振られた男の歌というのは本当か? [コンサートのお知らせ]
涙のパヴァーン@シェイクスピアライブラリー版 [コンサートのお知らせ]
オルフェウスが21世紀に獲得した能力 [コンサートのお知らせ]
満席のお知らせ@札幌公演 [コンサートのお知らせ]
9-11月のコンサート情報 [コンサートのお知らせ]
「夏の夜の夢〜シェイクスピア時代のリュート音楽」によせて [コンサートのお知らせ]
北海道でのリュートソロコンサート「夏の夜の夢〜シェイクスピア時代のリュート音楽」によせて、
チラシ裏面に記載している文章を掲載しておきます。
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リュートという楽器の存在を知ったのが13歳のとき。
その10年後にリュートを手にして以来、息をするようにリュートを弾く生活を続けてきました。
16世紀の人々の暮らしや街の風景について想いを巡らせながらも、
あまりに遠い距離と時間に途方に暮れることもしばしば。
その一方で「人の生活の基盤にあるものは、どの時代もたいして変わらないのではないか」という気もしています。
さて、今年はシェイクスピアの没後400年の記念年にあたります。
彼が活躍した時代はリュートが盛んだった頃とピッタリと重なり、作品にもリュートが登場します。
彼の作品が今なお世界中で愛されているのは、そこに普遍的な何かがあるからなのでしょう。
今夜のプログラムはシェイクスピアの頃のイギリス音楽でまとめてみました。
これらは優れた作品であり、また親しみやすい魅力に溢れているがゆえに
(シェイクスピアの記念年であろうとなかろうと)私が長年愛奏してきたものです。
今回はルネサンスという時代への、そしてリュート音楽という世界へのガイド役を
シェイクスピアにお願いしてみるのも一興かと思った次第。
とりもなおさず、リュートという楽器の魅力の一つは、
シェイクスピアの次の言葉によって端的に言い表されているのですから。
《オルフェウスがリュートを奏でると・・
それを聴いたものは皆、海の高波さえも波頭を鎮めて凪いでしまう。
その甘美な音楽に、心配事や深い悲しみは眠りにつき、
やがて安らぎのうちに消えていく。》(『ヘンリー八世』)
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プログラム詳細について、文末の「ヘンリー八世」中の詩については、また追って別記事にて書きます。
リュートコンサート「夏の夜の夢」@札幌・小樽 [コンサートのお知らせ]
A Midsummer Night’s Dream ~Lute Music of Shakespeare’s Time
《札幌公演》
7月22日(金)開演19:00(開場18:30)
〒064-0821 札幌市中央区北1条西23丁目1-1メゾンドブーケ円山1F
2500円(前売・当日共/1ドリンク付/19席限定)
ご予約・お問合せ/TEL 011-615-2334
ご予約・お問合せは、店頭またはお電話にて前日までにお願い致します。(水曜日は定休日の為予約不可)
ファックス・メールでのご予約はお断りさせて頂きます。
アクセス/ご来店の際は公共交通機関をご利用願います
・地下鉄東西線「円山公園」駅 下車(5番出口より徒歩7分)
・札幌駅前バスターミナル1番のりばより中央バスまたはJRバス乗車、「円山第一鳥居前」停 下車(徒歩7分)
《小樽公演》
7月23日(土)開演18:30(開場18:00)
小樽文学館 2F 〒047-0031 小樽市色内1丁目9番5号
2500円(前売・当日共/全席自/30席限定)
ご予約・お問合せ/TEL 0134-23-1309
E-mail atelierpiano@gmail.com(片桐仏壇店)
ご予約は会場でも承ります TEL/FAX 0134-32-2388(小樽文学館)
主催/小樽文学舎
アクセス/JR小樽駅から徒歩10分 駐車場あり
*両公演協力/片桐仏壇店アトリエピアノ
《予定プログラム》
作者不詳「グリーンスリーヴス」「サリーガーデン」「道化師ケンプのジグ」
J.ダウランド「涙のパヴァーン」「道化師タールトンの復活」「わが敵、運命よ」「ファンシー」
A.ホルボーン「妖精の円舞曲」「夜警」「パヴァーン&ガリヤード」
T.ロビンソン「女王のジグ」「陽気な憂鬱」ほか