木村洋平氏の新著『遊戯哲学博物誌』 [お気に入り]
木村洋平さんが、新しい哲学の本『遊戯哲学博物誌』を完成されましたので、
ご紹介します。
木村洋平さんは、リュート関係者には『珈琲と吟遊詩人〜不思議な楽器リュートを奏でる』で
おなじみの作家さんですね。
昨年、函館での朗読音楽会で初演した物語『待ち合わせ』の作者さんでもあります。
どちらも、深遠なテーマを持ちつつ優しい雰囲気の作品で、大好きです。
さて、木村さんの新作『遊戯哲学博物誌』。
この本のサイトが公開されています。→ 『遊戯哲学博物誌』サイト
木村さんが10年以上にわたって書き綴ってきた、80-90文字の短い文章が、
まるで詩のように連なって、きちんと並んでいます。
それらの文末には、ときどき、関連のある別の節へとつながる参照番号がついていて、
各節がネットワーク状につながっているという、ユニークな構成。
まるで、探偵小説に出てくる宝探しの指示、あるいは暗号のようで、
ワクワクしてきますね〜。
こんな哲学書、初めてです。
さて、この本の趣旨は、
「哲学」(西洋哲学)とはなにか。その根っこにある問いはふたつ。
「世界とはなにか」と「倫理とはなにか(=いかに生きるべきか)」。
それに対する木村さんの答えが、平易な日本語で語られています。
内容の一部が公開されていますので → 【公開】本の内容(著作権についてもご覧下さい)
哲学のみならず、言葉や詩に興味のある方も どうぞご覧ください。
ただいま、紙版(または、紙版+電子版)の予約受付中!。
電子版はすでに発売中です。→ 作家、木村洋平の本屋さん
本の表紙の絵画は 井上まさじ氏の作品。
子供の頃に仰ぎ見た夏の夜空、満天の星や天の川のようにも見えて、素敵。
井上まさじ氏も北海道の札幌で創作活動をなさっているんですね。
こちらのサイトに掲載されている井上まさじ氏のメッセージに心打たれます。
【木村洋平さんのご著作の詳細はこちら】
- 作者: 木村 洋平
- 出版社/メーカー: 社会評論社
- 発売日: 2011/11
- メディア: 単行本
ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン著『論理哲学論考』対訳・注解書
- 作者: 木村 洋平
- 出版社/メーカー: 社会評論社
- 発売日: 2010/10
- メディア: 単行本