珈琲と古楽Vol.4〜坂本龍右氏リュートライブ [コンサートのご報告]
2015年7月1日(水)珈琲と古楽Vol.4 〜ルネサンス・リュートと16世紀の様々な舞曲たち〜
(リュート演奏:坂本龍右氏)に出かけました。
会場は、茗荷谷駅近くの学下コーヒー。
シンプル・モダンなセンスの内装で、
定員16名で 店内貸し切りという最高に贅沢な空間でした。
ほのかな間接照明+深煎りのカフェ・ラテで すっかり気分が落ち着いてしまい、
誰かのお宅のリビングにいるような錯覚に陥るほど 寛ぎました。
こんな親密な空間は リュートにはぴったりですね。
観客と坂本さんの会話から、自然と演奏は 始まっていき・・・、
そういう状況にふさわしい作品が配されているという、選曲の妙。
リラックスしたトークは 作品や楽器の説明にとどまらず、
当時の人々がどんな風に音楽の場を共有していたのか、その感覚を味わわせてくれました。
旋律に基づくディミニューションの面白さは、
その元歌を知らなければわかりにくいものです。
それを、今の私たちが良く知る旋律に置き換えて、
彼自作のディミニューションで披露する、という方法は、とてもいいアイディアだと思います。
赤い譜面台が お洒落。
坂本龍右さん、主催の@kaorekaora さん、どうもありがとうございました。