リュート製作の風景 [愛しのリュート達]
イギリスのリュート製作家・Stephen Gottlieb氏のサイトで、
リュート製作の様子の動画がありますのでご紹介します。
1979年に In the Makingというシリーズのために撮影された動画で、
その後、Vimeoに投稿されたものです。
リュート背面の丸みを作るところから始まり、ネック、表面板のロゼッタ細工、
ペグの製作と進み、最後に弦とフレットを張ります。
(フレットを張るところ、何度も見てしまいました・・・)
最後には、Christopher Wilson氏が、
フランチェスコ・ダ・ミラノの作品を演奏。
リュートの中でもとりわけ、Gottlieb氏のリュートは、
上品で繊細な音色が特徴と言われています。
どんな方なんだろうと思っていましたが、
楽器は人柄を表しますね〜。
最後、新しく完成したリュートを試奏する、
35年前の若い二人の静かな佇まいがとても素敵です。
そして、リュートって本当に美しい楽器!
見ていてため息がでます。
Gottlieb氏は、今年の5月、68歳で亡くなられました。
ご冥福をお祈りいたします。