「夏の夜の夢」@小樽文学館終了 [コンサートのご報告]
前の記事の続きです。
ニセコ町有島記念館での公演を予定どおりに終えて、今度は小樽へと移動しました。
途中「ここら辺は火山の噴火口の中ですよ」と説明されて、びっくり。
まさか噴火したりしないだろうかと不安になりましたが、大丈夫。現在は休火山。
そう言われて、見渡すと地形がそのようにも見える。
こういう話は大好きなのだけれど、教養がなくてその価値とか味わいどころが
よくわからないのが 非常に悔しい。
2年前の北海道公演で訪れた余市あたりを通り過ぎ、日本海沿いを走る。
一面に、青い海と空。新潟から見る日本海とも、太平洋とも違いますね〜。
会場の小樽文学館は、建物自体がレトロな歴史的建造物で、
古楽のコンサートにはぴったりの会場でした。
いくつかのお部屋があるうち、
当初はこのアーリーアメリカンなインテリアのカフェコーナーを予定していました。
白いタイルのカウンターに、赤や黄色の小道具がアクセントとなっている素敵な空間です。
右の壁面CDプレーヤーに 私のCD「ふらんすの恋歌」が!(ありがとうございます!)
ところが、想定外にチケットのご予約をいただいたため、急遽、展示会場のスペースを
お借りすることになりました。
特別展「早川三代治展〜インターナショナルな知的表現者」が開催中。
子孫にあたる方が今回も(前回の小樽公演にも)ご来場くださいました。
早川氏は有島武郎に心酔していた方とのことで、
この日、有島記念館から移動してきたばかりだった私は、不思議な縁を感じました。
この展示スタイルがまた実にユニーク。(人がいるのかと驚いたよ・・・。)
早川三代治氏の存在を背後に感じつつ、リュートを演奏するステージ設定に。
開場前、夕方になり、西陽のさす図書館コーナーにて。
小学校の図書館のような懐かしい雰囲気がありました。
今回、小樽は二回目だから同じお客様なのかと思いきや、
いつものごとく「リュート初体験」アンケートをすると、ほとんど全員の手が挙がりました。
終演後、お客様との質疑応答や情報交換で大盛り上がり。
小樽在住の方のみならず、札幌から車でお越しになった方もいらっしゃって、
感謝の気持ちでいっぱいです。
ご来場のお客様、主催の小樽文学舎さん、文学館のスタッフの皆様、
コーディネートしてくださった片桐仏壇店アトリエピアノさん、
どうもありがとうございました。
翌朝、早朝から小樽港〜倉庫あたりを散策しました。
日差しは強いものの、空気は乾燥してとても快適。
レトロな雰囲気が漂う、裏通りの路地。
坂道をのぼりおりして、ホテルの朝食を。
9時過ぎには、千歳空港へ向かう列車に乗って、帰途につきました。