映画《カラヴァッジオ》 [お気に入り]
レンタルビデオ屋さんで、《カラヴァッジオ》(デレク・ジャーマン監督/1986年)を
借りてきました。
カラヴァッジオといえば、こんな絵や・・・
こんな絵も・・・あって、
DVDの外装パッケージには 上記の絵の制作シーンと思われる場面の写真も載っているし、
これは リュートが登場するに違いない!とワクワク。
確かに、リュートは登場しました。
ジャラーンと、モデルの少年が弾くシーンもありました。
リュートの曲も流れました。
・・・が、なんだか雰囲気が変。
画家とモデルの少年達の関係が、ただならぬ雰囲気なのです。
え?! カラヴァッジオってそんな人だったっけ?
物語の展開もわけわからなくて、完全に置いてきぼり。
・・・
どうやら、前衛的な手法の映画っぽい、と思った時には、
もう終わっていました。
イタリア・バロック時代の話と思い込んでいた私は、
次々と 不意打ちをくらい、
印象に残ったのは
少年たちとの官能的な場面と これまた官能的なポエムの朗読のみ、でした。
そんな映画に リュート、よく登場したなあ・・・
借りた時の期待とは全く違った意味で、妙に感動してしまいました。
観賞後、Wikipediaなどを調べてみると、
この映画は創作ということで、史実ではないそうですが、
それを知ったところで、もう遅い。
もはや先入観なしに 上記のリュート弾きの少年を見ることは出来なくなっている私。
うーん、どうしてくれる・・・と悶々としていたら、
おや、2010年に制作された別の映画もあるぞ。
《カラヴァッジョ〜天才画家の光と影〜》
2015-07-08 19:53
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