フェルメールの食卓 [お気に入り]
フェルメールの有名な一枚、「牛乳を注ぐ女」(1657-58頃)ですが、
この女性は、いったいどんな料理を作っているところなのでしょう。
牛乳を注いでいるのは、コップではなく、陶器の鍋のような形の容器です。
牛乳鍋? ・・・まさかね。
こんな私の長年の疑問を解いてくれたのが、こちらの本、
「フェルメールの食卓〜暮らしとレシピ」(林 綾野・著/講談社)
パンプディングを作っているところだったんですね!
この絵だけではなく、フェルメールの絵から、
当時のオランダで食されていたであろう料理、今でも普通によく食卓にのぼる料理などの
レシピが、絵と写真を添えて紹介されています。
家庭料理なので、気軽に作れそうなシンプルなレシピが多い印象です。
絵もエッセイも、料理も、と多角的に楽しめる一冊です。
最後に、フェルメールといえば、「リュートを調弦する女」(1664)ですね。
10コース・ルネサンスリュートを調弦しています。
弦の数、19本。まあ、時間かかるよね、窓の外を見たくなっちゃう気もわかる。