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セール中!今村氏のビウエラCD [お気に入り]

今年の春リリースされた、今村泰典氏のCD、
SPANISH MUSIC FOR VIHUELA 〜カール5世時代のスペインのビウエラ音楽〜」が
HMVのネットショップにて、ただいまセール価格になっています。


DSC_0587.JPG

まだ購入されていない方、この機会に是非。

ビウエラ研究家・小川伊作氏の日本語解説が、判りやすいですね。
これまでの「一体、ビウエラって何?」の疑問に答えてくれます。

従来のビウエラのレパートリーに加え、
収録されることのなかった、LUYS VENEGAS DE HENESTROSAが珍しい。
更にユニークなのは、おなじみのオルティスの作品を演奏者自ら編曲して、
演奏している点でしょう。

フィゲタ奏法と、デディーリョ(人差し指のアップダウン)奏法炸裂!

演奏に使用しているビウエラは、ホセ・ミゲル・モレノ氏製作。
あの演奏家としても有名なホセ・ミゲルです。


数年前のヴァイス曲集の第2集でも、自身が作曲した作品を収録している今村氏。
このCDでもさりげないところに手腕が発揮されています。

例えば、ナルバエスの「牝牛の番をして」による変奏曲には
調性の異なる2つの曲がありますが、そのつなぎにちょっとしたパッセージをはさんで、
繋げるとか、
楽譜のない部分に、いくつものお楽しみがちりばめられています。


なお、2011年にリリースされた氏の前CD「ほんとうの願い」
(ソプラノ:工藤篤子/テオルボ:今村泰典/ヴァイオリン:今村詩門)には 
自作自演の作品(賛美歌)が収録されており、
その売り上げは東日本大震災の義援金として捧げられていることを、
記しておきます。


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