30年前の模写、現代に生きる [朗読音楽会「ロバのおうじ」]
今回、ご一緒に公演させて頂いたカリタスお話の木さんは
2年に1回、この【ロバのおうじ】を公演することが慣例となっています。
というのも、約30年前に教頭先生だったK先生が
この絵本の挿絵を模写した大型の絵が、ある時、図書館から「発見された」からです。
30年前といえば、ちょうどこの本が出版されたばかりの頃。
今回、保存する意味もあり、スキャナーで取り込んでデジタル化し、
プロジェクターで投影する、という方法を取り入れました。
元本の挿絵も大変に美しいものですが、
模写となると その人の筆の持ち味が加わり、
また違った面白さを醸し出します。
K先生は、数ある絵本の中からどうしてこの【ロバのおうじ】を選ばれたのか、
リュートを聴いたことがある方だったのだろうか・・・と、
私の中で、勝手にK先生にインタビューが始まりました。
K先生の絵に会うために、
そして新しい5年生と6年生にお話とリュートを聴いてもらうために、
また2年後、訪問できたら幸せです。