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どんな海を眺めるか [全国リュート行脚計画]

先日、訪れた広島で瀬戸内海を眺めました。
「瀬戸内海は穏やかな海」と、耳にしてはいましたが、
自分の目で確かめてみると、本当にそうでした。

白い波頭も見えず、海面が銀色に輝きながらぴたっと静止しています。
まるで 鏡面のようでした。

そして、そこで暮らす人々も、大らかで明るく穏やか。
数日間ご一緒していて、自分の気持ちが静かになっていくのを感じました。

一方、昨年夏、高知で見た太平洋は「ざっぱーん、ざっばーん」と大きな波が押し寄せ、
遥か彼方まで広がる大海原。

この海を見た時、坂本龍馬がどうしてあのような野望を抱いたのか、
わかるような気がしました。

さて、長崎県出身の私、小さな小島が点々と浮かぶ東シナ海を見て育ちました。
太陽は海の中に沈んでゆき、遥か彼方には朝鮮半島が見えます。

大海原への大航海にでるほどの勇気もなく、
小舟で漕ぎ出しては、あちこちの島に立ち寄りながらの人生でしょうか。

「サロンコンサート」という小規模なライブコンサートが大好きなのは、
案外、そんな海からの影響なのかもしれません。

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