SSブログ

「旅する長崎学」プログラム [コンサートのご報告]

長崎県主催の《旅する長崎学》トーク&コンサート、
200名のお客様をお迎えして、無事に終了しました。

ご来場のお客様、ご一緒させていただいた脚本家・市川森一さん、
キリシタン文化研究家の五野井隆史さん、
長崎県文化振興課の皆様、どうもありがとうございました。

会場には 写真家・三沢博昭氏による「長崎の教会」の写真が
展示されました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

当日、私が演奏したプログラムは次の通りです。

《天正遣欧少年使節が聴いた音楽・弾いた音楽》

 (1)長崎に響いていた聖歌
ビウエラ演奏:モラレス作曲 フェンリャーナ編曲《聖歌マリアの祈り》
       聖歌《O gloriosa domina おぉ栄光の聖母よ》
MD     :オラショ 《ぐるりよーざ》

 (2)訪れたスペインでのビウエラ音楽
ビウエラ演奏:ナルバエス作曲《ファンタシーア》
      :ナルバエス作曲《“牝牛を見張っておくれ”に基づく変奏曲》

 (3)イタリアでの宮廷舞踏会
リュート演奏:作者不詳《スペイン風舞曲》
       作者不詳《イタリア風舞曲》

 (4)秀吉が感動した西洋楽器の音色
リュート演奏:ジョスカン・デ・プレ作曲 ナルバエス編曲《千々の悲しみ》
       セルミジ作曲《花咲く日々に生きる限り》

各シーンに合わせて、スクリーンに絵を映しました。

イタリアの宮廷舞踏会でのシーンは、トスカーナ公国妃と伊東マンショの
肖像画を並べてみました。

ビアンカ・カッペッロは、トスカーナ公の2番目の妃で、
当時としては珍しく「政治」ではなく「愛」によって結ばれた結婚。

それゆえ、いろいろな逸話多き女性です。

伊東マンショは 彼女とダンスを踊ることになり、
勇気を振り絞って踊った、と後に告白しています。

400年ぶりの二人のご対面。
二人の衣装も似ていますね。

演奏とトークとスライドショー。
私も 大いに楽しませていただきました。

まだまだ知られざる長崎の魅力、いっぱいです。


nice!(0) 

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。